「お尻から裏もも、ふくらはぎや足裏にかけて痛みがある…」
「横になっても足の痛みや痺れが気になって眠れない…」
「坐骨神経痛と診断されて、なかなか足の痛みがとれない…」
そんな症状はありませんか?
デスクワークが増えた事によって姿勢が悪くなり、坐骨神経痛や痺れといった神経症状が増えてきています。
そこで今回は、坐骨神経痛の原因や予防、改善方法などについて解説していきます。
坐骨神経とは?
坐骨神経(ざこつしんけい)とは、腰椎の所から始まり、お尻、裏ももへと出てきて、そこから総腓骨神経(そうひこつしんけい)と脛骨神経(けいこつしんけい)に別れ、ふくらはぎ、足裏まで伸びる神経です。
坐骨神経痛はほとんどは片脚に出ますが、両脚に出る場合もあります。
坐骨神経に障害が起こると痺れ、痛み、冷えなどの症状が足に出る他に、症状が重くなると排尿障害が起こる事もありますので、少しでも気になったら早めに対処する事が重要です。
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛が起こってしまう原因は様々ありますが、まずは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)があげられます。
脊柱管とは背骨にある神経の通り道で、脊柱管狭窄症はその神経の通り道が狭くなっている状態です。
もともと脊柱管が狭い方もいれば、加齢によって起こったり、反り腰や腰を反らすと脊柱管が狭くなりますので、普段の姿勢や、それを強制するような動きを繰り返すと起こります。
ほかの原因は腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアです。
腰椎の間にある椎間板が損傷し、中にある髄核(ずいかく)というものが出ることで神経を圧迫してしまい、坐骨神経痛や痺れを起こします。
猫背になればなるほど腰椎にかかるストレスは増えますし、立っているより座っている方が、腰椎へのストレスは増えます。
デスクワークが増えてきた今、非常に起こりやすくなってきているので注意が必要です。
姿勢を見直してみよう
坐骨神経痛は、反り腰になりすぎても猫背になりすぎても起こりますので、今の姿勢がどうなっているのか知る必要があります。
姿勢の検査方法と改善方法については、以前書いていますのでこちらをご覧ください。
坐骨神経痛は筋肉が原因?
腰部脊柱管狭窄症や腰部椎間板ヘルニアは、画像で判断できますが、それらがなくても坐骨神経痛になる方がいます。
他に坐骨神経痛の原因となるのは何か?
坐骨神経は腰椎からまずお尻へ出てますので、デスクワークでずっと座っていると、お尻の筋肉が潰され神経を圧迫してしまい、坐骨神経痛が起こる事があります。
そして、坐骨神経はお尻から裏モモにいきます。
裏ももにあるハムストリングスという筋肉は、内側と外側に分かれており、その間を坐骨神経が通っていきます。
このハムストリングスが固くなったり、内側と外側で癒着していくと、間を通っている神経が圧迫されて神経症状が起こるのです。
筋肉へのアプローチ
坐骨神経痛の原因が筋肉であれば、その筋肉をほぐしたり、癒着を剥がすと症状が緩和しますので、筋肉に対してアプローチしてみましょう。
臀筋ほぐし
テニスボールを使ってお尻の筋肉をほぐしていきます。
痛い!と感じる所があれば、そこが固くなっている可能性が高いので、そのまま30秒押し続けてみてください。
ほぐれてくると痛みが和らいできます。
ハムストリングスほぐし
ハムストリングスは前にも書いた通り内側と外側に分かれます。
膝裏を見てもらうと腱が張っているのでわかりやすいと思います。
この間に指を入れて膝を曲げ伸ばしします。
ハムストリングスは、お尻の付け根までくっついてくるので、どんどんお尻の方まで指をズラしてやってみてください。
坐骨神経痛の原因や予防、改善方法のまとめ
坐骨神経痛は、反り腰でも猫背でも発生する可能性があります。
そのため、今の自分の姿勢がどうなっているのかを知っておく事が非常に重要です。
また、坐骨神経痛といった症状が現れる前に予防しておく事が大切ですので、日頃のケアをしっかり行いましょう。
ととのえではまずお客様の姿勢を検査し、ほぐすべき筋肉や鍛えるべき筋肉を見定め、適切なセッションを行なっております。
ぜひご体験にお越しください!
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