「歩いてるとき股関節が痛い…」
「なんだか股関節が引っかかる感覚がある…」
そんな症状はありませんか?
若いときはあまり股関節の痛みを感じることはありませんが、中年になると急に、股関節に痛みや違和感を感じる方が増えます。
実際ととのえにも、股関節が痛みを訴える方や、整形外科に行き変形性股関節症と診断されたけど、なるべく手術をしたくない、という方がいらっしゃいます。
今回は股関節痛・変形性股関節症について書こうと思います。
股関節と変形性股関節症について
股関節とは、骨盤と大腿骨からなる関節を指します。
変形性股関節症とは、何らかの原因でその関節部が変形し、痛みが出たり機能障害が起こる症状です。
変形性股関節症は、男性よりも女性が圧倒的多くなります。
女性の方が生まれつき股関節形成不全症が多く、特に日本人の変形性股関節症の8割以上は、この股関節形成不全症が原因だというデータもあるんです。
若いとき、20代のうちは無症状でも年齢を重ねるごとに、だんだん骨や軟骨が損傷され、痛みや機能障害といった症状が出てきます。
初期症状としては痛みだけではなく、股関節が動かしづらく開けない、立ち上がったり動き出すときに違和感が生じるなどです。
進行すると何もしていないのに痛くなり、日常生活にも支障をきたします。
最悪、人工関節を入れる手術になってしまうので、股関節に違和感や痛みがある方は、今のうちにしっかりと検査・ケアすることが重要です。
自分でできるおすすめの股関節ケアのやり方
最後に自分でできる、ととのえおすすめの股関節ケアのやり方2つをご紹介します。
① 股関節周りの皮膚を持ち上げる
まずは股関節周りの皮膚を持ち上げてみてください。
皮膚の下は筋肉だけではなく、脂肪や筋膜、骨など、さまざまな組織が存在します。
その組織同士がひっついて(癒着)しまうと、滑走性が悪くなり、股関節が動かしづらくなったり、その部分の血液循環も悪くなるため、治癒も遅くなってしまいます。
この状態では、股関節痛を改善するために筋肉をほぐそうと思っても、最大限の効果が出ません。
なのでまずは、皮膚を持ち上げて欲しいのですが、「つねる」のではなく、広い範囲で皮膚を捉えて、骨から筋肉、筋膜、皮膚といった組織を「持ち上げて」癒着を剥がすイメージで行なってください。
② 大腿直筋をほぐす
皮膚を持ち上げて癒着を剥がし、滑走が良くなった状態になったら、筋肉に対してアプローチをします。
股関節痛で、ととのえにいらっしゃる方の股関節周りを検査してみると、大腿直筋が硬くなっている方が非常に多いです。
大腿直筋は自分でも触れる筋肉なので、自分で触ってほぐしてみましょう。
骨盤の前のボコっと出ている骨から下に辿っていくと触れるのが大腿直筋です。
この筋肉を内側から外に向かってズラすように捉えて、痛気持ち良くなるまで押します。
そしてそのまま30秒ほどキープすると、最初は痛くても筋肉がほぐれて痛みがなくなってきます。
これらのケアは、まずやる前に自分の股関節がどのくらい動くのか、どのような感覚か、痛みがある場合はどのように動かしたら痛いのかを、検査してからケアをやりましょう。
そしてケアをしたらもう1度再検査してみて、なにが変わったかを確認してください。
動きが良くなって軽くなったり、痛みが軽減していたら狙いが良かったということです。
なにも変わらなければ、しっかり捉えられていないかもしれないですし、あなたの股関節痛の原因は別にあるのかもしれないということがわかります。
なので検査→ケア→再検査の順番でやってみてください。
「股関節・変形性股関節症」まとめ
股関節痛・変形性股関節症は、若いときに強い症状が出ることが少なく、後々になって耐えられないような痛みになることが多いです。
ですので、普段から股関節周りのストレッチ行い、立つとき、歩き出すとき、股関節に意識を向けてみてください。
違和感や痛みがある場合は我慢したり後回しせず、きちんと検査しましょう。
そして、自分でケアする癖をつけていただけたらと思います。
ととのえでは、このケアのやり方で改善しない方にも、ほかにどこが原因なのか、しっかり検査をしてアプローチを行い、その上でどのように動かすのか、強化するのかもご説明しております。
股関節痛・変形性股関節症にお悩みの方、ぜひ1度ご体験ください!
「ととのえ体験講座」一時休止のお知らせ
プログラム新設など、今後の展開に向けた準備のため、コンディショニングサロンととのえの体験講座を一時休止いたします。
再開の目処が立ち次第お知らせいたしますので、次回の開催まで今しばらくお待ちください。