膝痛とは?痛みの原因やケアについて解説

膝痛とは?アイキャッチ

「歩いてると膝が痛くなってくる…」

「階段の上り下りで膝が痛い…」

「朝起きて動き出す時膝が痛む…」

そんな症状はありませんか?

膝痛の原因はさまざまですが、1回の外力で痛めるというより、繰り返しのストレスによる小さな損傷が積み重なり、痛みや違和感が出始めることが多いです。

例えば膝の内側が痛くても、原因は中の深いところの損傷である場合も多いため、適切な処置を行わなければいけません。

判断していく材料として、内側が痛いのか、前側が痛いのか、曲げると痛いのか、捻ると痛いのか、などを確認してみてください。

目次

膝関節とは?

膝関節の画像

膝関節は、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)からなる関節で、その上に膝蓋骨(膝のお皿)が乗っかっている形の関節です。

関節の構造は、まず関節包(かんせつほう)と滑膜(かつまく)に覆われ、中には半月板があり、骨は関節軟骨で覆われています。

関節の中は滑液(かつえき)で満たされています。

膝痛になったら、まず自己診断を

膝関節が痛くなった時は、皮膚や皮膚から下の組織が癒着していて、関節の動きが悪くなって痛みが出ている場合が多いです。

まずは膝関節周りの皮膚を剥がしてみて下さい

写真のように皮膚を持ち上げて癒着を剥がし、皮膚を柔らかくしていきます。

最初は突っ張っていて痛いかもしれませんが、癒着がはがれ皮膚が柔らかくなってくると痛みが和らいできます。

それともう1つ、自分で滑液包(かつえきほう)という滑液が出る袋を刺激して、関節内に滑液が出るようにしていきましょう。

関節の中は滑液という潤滑油で満たされているのですが、これがしっかり関節内に出ていないと関節内の滑りが悪くなり、ぶつかりあって損傷し痛みが出ます。

自発的に滑液が出ることが非常に重要です。

滑液包の画像

膝関節の滑液包は膝蓋骨(しつがいこつ)の上、大腿四頭筋の裏と、膝蓋骨の下、膝蓋腱の裏にあります。

ここを自分で押して、滑液包を刺激しましょう。

膝痛が起こる部位別のケアについて

つづいて、膝の痛む場所による痛みの原因、ケアについて解説していきます。

膝蓋骨の上が痛む場合

膝蓋骨の上が痛む場合

大腿四頭筋 総腱炎の疑いがあります。

膝蓋骨の上には大腿四頭筋という筋肉があり、その筋肉が炎症を起こしていることがあります。

原因としては、大腿四頭筋の柔軟性が低下し、繰り返し引っ張るストレスがかかることで炎症を起こします。

痛み出して熱を持っていたら、アイシングをしてストレッチ、ほぐしてみてください

膝蓋骨の下が痛む場合

膝蓋骨の下が痛む場合

膝蓋腱炎(しつがいけんえん)の疑いがあります。

膝蓋骨の下には膝蓋腱という腱があり、腱の柔軟性が低下したり、繰り返し曲げ伸ばすストレスにより炎症を起こします。

膝がつま先よりも前に出し過ぎると、ストレスが大きくなるので気をつけてください。

同様に、熱を持っていたらアイシングをして、大腿四頭筋のストレッチと膝蓋腱自体を直接左右に押し動かし、柔軟性と滑走性を上げるのも良いでしょう

膝の内側が痛む場合

膝の内側が痛む場合

鵞足炎(がそくえん)の疑いがあります。

膝の内側には縫工筋(ほうこうきん)・薄筋(はっきん)・半腱様筋(はんけんようきん)という筋肉が同じ場所に付着していて、文字通り鵞の足のように3方向に広がります。

その筋肉が炎症を起こすと、膝の内側が痛くなります。

鵞足炎は、その3つの筋肉の柔軟性の低下、癒着が原因で発生する場合が多いです。

膝が内側に入って歩いていたりすると、繰り返しのストレスで痛みが出るため、歩き方、膝の使い方に注意してみてください

膝の外側が痛む場合

膝の外側が痛む場合

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)の疑いがあります。

腸脛靭帯炎は、マラソンランナーがよくなることから別名、ランナー膝と呼ばれています。

骨盤に付着する大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)から膝の外側に繋がる腸脛靭帯が、繰り返し使われるストレスによって炎症を起こします。

マラソンランナーのように繰り返し使いやすい方だけではなく、O脚で足の外側にストレスがかかりやすい方も、炎症を起こしやすいです。

大腿筋膜張筋、腸脛靭帯のストレッチとほぐしを良く行ってください

膝痛についてまとめ

膝痛といっても、関節内の損傷なのか、周りの筋肉の炎症なのか、原因がとても多いので判断が非常に難しいです。

そして、膝痛は1回の外力で痛めるというよりは、普段歩いてるときなど、繰り返しのストレスによって痛めるケースが多いです。

そのため、痛みを改善するため注射を打ったりしても、根本的解決に繋がることは少ないです。

ととのえでは痛みの原因、痛めている組織の特定をするために、必ず詳しく検査・測定・評価を行い、施術していきます。

それだけではなく、緩める筋肉はどこで、鍛える筋肉はどこか、そしてどのような使い方で繰り返しのストレスがかかり痛めたのか、観察し改善に向かいます。

気になる方はぜひご体験ください!

「ととのえ体験講座」一時休止のお知らせ

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再開の目処が立ち次第お知らせいたしますので、次回の開催まで今しばらくお待ちください。

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